詩死私

あなたの文章は詩とは違うのかもしれないけど私にとっては何よりも詩だった。眠れない夜にあなたの文章を読むのは自分の死について考えるからで、あなたの思い描いている死が私にとっては希望だった。あなたのいくつもの小さい絶望を集め、ころがして眺めるのが好きだった。私の生活があなたにとってビー玉くらいの価値でも、私はあなたの生活をいつまでも眺めていたかった。すべての更新が止まってもそこに文字があるならあなたはここで詩ともいえないような詩になって死に続ける。