ここではない、ここにしかない、どこか

いつも読んでいる文章に「ここではないどこか」について書かれていて、驚く。私も同じようなことを考えていたからだ。

先日、私はある詩人について「彼はいつも、ここではないどこかを求めている気がする」と書いたのだ。しかしたちかえってみると、そう考えていたのは私自身ではなかったか。ここではないどこか、私ではない私を求めているのは私ではないか。それが詩を読んだときの感想に反映されただけではないのか…そう思った。

じゃあ作品を受け取る力は全部私自身の中にある?それはちょっと、恐ろしいような気もする。気もしてばかりの日々。

しかし一方で、銀杏BOYZの峯田がエンジェルベイビーという曲で「ここにしかないどこかへ」と歌っているのを聞いて感動したのだ。「ここにしかない」のか。私もここでもう少し頑張ってみるかな、とストレートな感情が湧く。

 

今日は肉を食べ、アザが大きくなったのを見て驚き、お金をもらった。人と会って二万円。こう書くとずいぶん悪いことをしているようだ。文章から全てを読み取ることはできない。信じすぎないこと。

何となく、疲れている。