とにかくもうこの人生はこれまでにしてくれないか

今日も引き続き体調が悪い。昨日は少し歩いたりしたけれど、良くなっている感覚はない。ただ少しすっきりはする。私はキャパシティーが狭いので、歩くとか単純なことでも集中しなければできないから、かえってそれが写経をするような精神安定をもたらしているのかもしれない。

しかし歩き続けるわけにもいかない。

 

何もやることがない(というかできない)と、昔のことをいろいろと思い出す。Excelの中の式を電卓で計算し直していたこととか、必要あるかわからない消毒作業を割り当てられていたこととか。勤怠が安定していないというのは大罪であるらしく、私はその罰を受け続けている。

 

syrup16gの「イマジン」をリピートしている。幸せを想像する人の歌。私の幸せはなんだろうかと思う。家と犬とパートナーがそろっていたらかなりいいだろうなあ。

 

楽しいことはある。美しいこともある。嬉しい連絡だってある。イベントだってある。ライブだって行ける。何が不満なんだよって自分に問いかける。わからない。でもとにかくもうこの人生はこれまでにしてくれないかって思う。

 

「そして死は、わたしの目から光を奪い去り、この目がけがしていた日の光に、澄んだ清らかさをとりもどさせることでしょう…」

どうか、わたしは消えて行けますように。今わたしに見られているものが、もはやわたしに見られぬものではなくなることによって、完全に美しくなれますように。

重力と恩寵シモーヌ・ヴェイユ/田辺保訳/ちくま学芸文庫/p,75