クレイマー、クレイマー 私たちは別れるために出会うのか

さっきBSで「クレイマー、クレイマー」やってたので観ました、初めて。

ダスティン・ホフマン演技うまいなーレインマンと卒業は観たけど、ぜんぜん違う演技するなー。

 

で、冒頭にも書きましたが私はこの映画を観るのが初めてでした。

以前母に「クレイマー、クレイマーはお父さんと息子でフレンチトーストを作るシーンが云々」という話を聞いていたので、私はこの映画を「パパと息子の暮らしを描くハートフルコメディ」だと思っていたのです。

パパの子育て奮闘記はどのように展開していくのだろう…と思いながら観てましたら、全然そんな内容じゃなかったのです。最後のほうとかずっと裁判のシーンだったし。

 

で、私はいま頭痛がすごいんですが、原因は泣きすぎたからなんです。息子さんに感情移入しちゃって。私の母と父もあまり仲良しこよしな夫婦ではなくて、いま流行りの離婚をしちゃってます。

 

私は、子どもが振り回されてるのを見ると泣かずにはいられないのです、それが小さい子であればあるほど。

 

この映画のお母さんは開始5分くらいで家を出て行くし、ストーカーっぽいことしてるし自分勝手な人だなあと思ってました。でも、部屋の壁紙の話をするシーンで「ああ、この人はやっぱり息子を愛してる」んだと思いました。

彼女は言うのです。

<あの子の部屋の壁紙は私が描いた。青空にしたのは、あの子が目覚めた時いつも安心できるように。>と。

 

この映画には家族同士で「愛してるよ」と言うシーンが何回か出てくるのですが、私はその言葉を聞くたびに泣いてしまいました。

誰だっていつもいつも上手く人を愛せるわけじゃない。けれど、幼い子どもでもきちんと伝えようとしているのです。

 

 離婚ということばとか事象というのは私の中で結構根深く残っているものです。

別れとすれ違いは本人たちだけの問題ではありません。

このブログのタイトルにもある通り、別れてからも物事は続いていきます。私もいきなり死んだりしないわけです。

私たちは、別れるために出会ったのでしょうか?

 

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