薬が1種類減った。少し前に1種類増えたのでこれでトントンなのだが、先生によると種類が出すぎているので減らしましょうとのことだった。最近はあんまり出さない薬らしく、やめても問題ないだろうとのこと。
先生と話していて私は先のことを考えすぎるし、普通というものを意識しすぎることがわかった。”普通”なんて本当はないのに、普通になろうとして頑張ってしまう。自分はだめだから、頑張らなければと考えてしまう。でも、それだと苦しいよねと言われた。
アドバイスとしては、やりたくないことを減らして好きなことをすること、目先のことを大事にすること、らしい。
え、目先のことっていうと普通あんまり気にしちゃいけないというか、目先のことばかり考えて…みたいに言われるけどいいのだろうかと驚いた。あんまり長期的なことを考えるのではなく、この後お茶しようとか、今晩は何を食べようとか、短期の目標をこなしていくのが良いらしい。
好きなことに関しては、私はフェミニズムの講演会や勉強会に出かけることだと答えた。フェミニズムのことを学ぶと「発達障害だからだめなんだ…だからもっと努力しなきゃいけないんだ…」と思っていたことが、実は私のせいだけではないことがわかってくる。ジェンダーに縛られて大変だったこと、この国の作りとして女性は大変なことがたくさんあるということ(もちろん男性も)がわかってくると、頭の中がすっきりする。そして、前に進める気がする。
また、講演会や勉強会に出かけると周りの人も苦しんでいたり何かを抱えていたりするので、勝手に仲間のように思えてそれがとても心地いいのだ。
誰かと繋がることを私はずっと怖がっていた。今でも怖い。誰かと繋がるといつか離れたり別れたりするかもしれないから。でも、怖がっていたらだめなんだと思う。たぶん、そこでしかわからないことや、人と繋がらないと経験できないことがたくさんあるのだと思う。私はそれに出会ってみたいし、人とももっともっと出会いたい。
まだ少しずつではあるが、先生と診察を重ねたことによって前に進めた気がする。
いつも前向きとはいかなくても、私なりに歩んでいきたいと思う。