みんながまともにみえる

ここ二日くらい寝付きが良くて、とっても幸福だなあと思っていたら今晩はこのザマ…ベッドにいても悪いことばかり考えるので起きて文章とも言えないものを書くことにした。

 

進捗はなし。それ以外のことが忙しいし、精神的負担が大きい。電話を一度できたから、それは嬉しかった。月に一度話すくらいが良いのかもしれないな。

今月はライブに行くんだ。楽しみだ。と言ったって生きることがつらい人の集まり、みたいな感じなんだけど。楽しみだ。

 

あー薬は効かない。目は疲れていて頭はぼーっとしているのに入眠できない。おいもう三時前か、なんだこれ。

生まれてきた意味を考える。だめになったらどうしよう、と考える。私は、私はどうなるんだろう。誰かに助けられながら生きながらえるのは、意味のあることなのか。お金がなくなって、もう、歌舞伎とか落語とか見に行けなくなったらいやだなあ。そんなら生きなくたっていいなあ。苦しいなあ。生きていて楽しいことってなんだろう。将来のためにいまお金を使わず貯金する。本当に虚しい。いま使いたいのに。いま楽しいことしたいのに。

私に能力があればな。私に普通に仕事ができる能力があればいいのに。甘えてるのではって言われたら、何も言い返せないや。

強い心が欲しいな。健康な身体と強い心があって、普通に生きていきたいな。いまがたぶん穏やかな日々すぎて、もう将来なんてないような気がするな。これ以上良くなることってあるのかな。

唯一良かった事があるとすれば、私は子どもを産み育てるのがこわいこと。子どもを簡単には産まないだろうから誰かを不幸にする可能性は低い。私は何度も中絶や、子どもの居ない人のインタビューを読む。私は正しい、私のような人間がやっていいことじゃない、その選択は間違っていないと何度も頭の中で繰り返す。友人たちは結婚していく。年度末までに二回招待されている。結婚は本当にめでたいことだ。彼女たちは子をなすだろう。私はそれは心からすごいことだと思うし、尊敬する。けれど私はそれをやっちゃいけない。私は、だめなやつだから。ああ、結婚とか妊娠とか出産によって友達と縁が切れていくのは嫌だなあ。そんな日が来るのかなあ。話が合わなくなって、取り残されて、私は何を楽しみに生きていくんだろう。私ができることってなんだろう。

子どもなんてぜいたくなこと言わないから、打ち込めることを下さい。私にもできるような、少しの責任感と達成感をくれる仕事を下さい。

みんなが、みんながまともにみえる。みんなまともで、私は、私はなんだろう?

「さよならを教えて」全ルートクリア感想

そういえば、「さよならを教えて」を全ルートクリアした。以下エロゲの感想なのでご注意下さい。

 

 

一番つらかったのは田町まひるルート。仔猫のような少女。暗いゲームだし、比較的明るそうなキャラからいっとくかと思ったら…これが大外れ。グロかった。動物が乱暴されるのは見てられないよ。

次にクリアしたのは高田望美。屋上の少女。複雑な家庭環境によって傷ついている少女って好きなんだよなあ。心が痛くなると同時に、こちらがイニシアチブをとれるので、支配的な欲望が満たされる。なんせ相手は幼い少女。僕が頭を使って少し言葉をかけてやれば簡単に懐柔できるのだから。落ちていく女の子は好きです。

次は目黒御幸。図書館にいる少女。コミュニケーション能力が低そうな感じが、見ていてつらかった。彼女についてはあんまり記憶がないなあ。

次は上野こより。体型とか性格とかかなり好みでした。その大きな胸で抱きとめてくれるのかと思いきや、主人公を責める責める。何度も心を射抜かれました。

最後は女神さまこと巣鴨睦月。彼女のおかげで僕は救われるのかと思いきや、そんなことはないのです。そううまくはいかないのです。彼女に勇気を与えることはできたかもしれないけど、もう彼女に会うことはないだろうね。良くなった人ってのは帰って来ないから。

先生たちもとっても魅力的でした。どの登場人物も声がとても良かった。夕暮れが下敷きにある音楽も素晴らしかったです。

 

学校と病院って思えば似ているのだ。学校は思春期の時に入る病棟。そこで子どもでいられなかった僕は再び学校に舞い戻る。本当は学校の中に答えはない。ウテナがそうしたように、さっさとそこを出てしまうのが正解なのだと思う。

人見くんのように自分や他人を分析して生きていくのが間違っているとは言わないけれど、それは目の前の相手を見るということが欠けた行為だとも思う。まあ人見くんは人見くんなりに幼いころから厳しく育てられたりした苦労があるんだと思いますが。その抑圧がこういった形であらわれているんでしょうね。

 

さよならを教えて」は考察され尽くしているし、発売からずいぶん経っているから私が書くことなどもうほとんど残っていない。

さよならを教えてほしいというのは全ての少女たちの願いであり(睦月はちがったかもしれないが)、つまり人見くんの願いであった。人見くんよ、「さよなら」は教えてもらうんじゃなくて自分から選択するものなんだぞ。まあ結果的に「今いる世界にさよならしようか」しちゃったわけだけど。でも本当に「さよなら」する勇気はないんだよね、わかるよ。私もまだそうしたくないからエロゲやってるわけなので。

人生のどこかで、というか今もずっと「さよなら」したいとは思ってる。けどこのゲームを造った人が世界のどこかにいるから、私はまだ「さよなら」しないでいられる。アイコンの巣鴨睦月は、私のために祈っているかのようだね。

夕暮れどきに迷い込んだら、このゲームを思い出そうと思う。

ここではない、ここにしかない、どこか

いつも読んでいる文章に「ここではないどこか」について書かれていて、驚く。私も同じようなことを考えていたからだ。

先日、私はある詩人について「彼はいつも、ここではないどこかを求めている気がする」と書いたのだ。しかしたちかえってみると、そう考えていたのは私自身ではなかったか。ここではないどこか、私ではない私を求めているのは私ではないか。それが詩を読んだときの感想に反映されただけではないのか…そう思った。

じゃあ作品を受け取る力は全部私自身の中にある?それはちょっと、恐ろしいような気もする。気もしてばかりの日々。

しかし一方で、銀杏BOYZの峯田がエンジェルベイビーという曲で「ここにしかないどこかへ」と歌っているのを聞いて感動したのだ。「ここにしかない」のか。私もここでもう少し頑張ってみるかな、とストレートな感情が湧く。

 

今日は肉を食べ、アザが大きくなったのを見て驚き、お金をもらった。人と会って二万円。こう書くとずいぶん悪いことをしているようだ。文章から全てを読み取ることはできない。信じすぎないこと。

何となく、疲れている。

死にたいとはまたちがっていて

病んでいる頭のいい人の文章はとても魅力的だ。びっくりするくらい美味しい。何度も読み返してしまう。私の文のようにブツブツ切れていなくて、観念的なところと具体的なところがうまく混ざっていて、きちんと整列している。女の子のこと、お金のこと、食事のこと、生活のこともちゃんと書いてあるのにどこか温度がない不思議な文章。一生読み続けていたいから一生書いていてほしい、と思う。でもそういう人はある日突然ブログを消して姿をくらますことが多い。星は嫌というほどついているので、私は悔しくなってつけない。あなたの文章のこと大好きですけど、私はそれを胸の中にしまっておきたいのです、とくだらない純愛みたいなことをひとりでやる。あなたですよ。

私は元気です。死んでないです。死んだのは他のものです。でも失われてしまったわけではありません。私はどこかに行きたい。しばらく何もないところで、知らない人と過ごして、またふらりと戻ってくることができたならどんなにいいだろう。

めぐる

昨日と今日の夜、とにかく泣いた。ティッシュを何十枚も使って泣いた。昔のことを思い出したり、昨日のことを思い出したりして。

何日か前にも書いた気がするけど、早く嫌いになってほしいなって思った。できることなら早く手放してほしい。私のこと、途中でばいばいするならいますぐにそうしてほしい。

私はずっと反省とか後悔をしてたつもりだったけど、今日ある記事を読んで、それはただ自虐をしていただけで、一歩も前に進んでいないのだと思った。自分のことを責めたってなんにも変わらないんだよ。考え方を変えなくちゃ。

私は過剰に期待をしすぎるし、感じすぎるし、見栄っ張りだ。でもきっと良いところもあるはず。自分をほめてあげよう。私は自信を持ってないということを自信にすればいいのかもしれない。

 

やらなければいけないことをスルーしながら、2日連続でステーキを食べても幸せでない日々。おかしいね。美味しいものを食べなくても、一緒に笑ったりとか、映画見て感動したりとか、そっちのほうが良いね。私は、そっちのほうが好きだな。誰かを傷つけず、自分が傷ついて生きていけば良いと思っていたけど、やっぱり自分が傷つくのも嫌だな。本当に子どもだな。

 

同じところをぐるぐるしていますが、現実の私はたぶん少しずつ変わっていっていると思う。人への愛情の持ち方とか。世界の仕組みはわからないけど、わからないままでやっていくというのも悪いことじゃない。分散させることは大事だ。持ちきれない愛情を分散させて、情熱をいろんなところに傾ける。そしてバランスを取る。私はなるべく優しく生きたい。愛して生きたい。誰かのことを愛し、目の前にいる人のことを深く愛したい。それに関しては間違っていると思ったことはない。

私は誰かに望まれている人間ではないかもしれないけど、きっとそのことが少しでも気にならなくなる日を信じて。大丈夫だよ。いつかきっと、また巡ってくる。