おい、俺は今安全に壊れることができているか?

死にたいことと生きてる苦痛を緩和したいっていうのは全く別問題で、生きているのが楽しいから楽しいことをしたり美しいものを見たりしているわけじゃない。最近豆乳をほぼ毎日飲んでいるのもPMSが緩和されるかと思っただけで別に積極的に生きたいわけじゃないんだと誰かに言い訳する。低用量ピルを飲んでいるが毎月2回は必ず調子が悪くなりたまに不正出血があり、しかも自分に合うピルは保険適用外だったから今頃ベンツが買えていますよ。不注意のやつが出てきて料理してたら爪を切ってしまった。生えてくるまで気をつけないとひぐらしのなく頃にみたいになってしまうから嫌だ。

ワンセンテンスが長い文章を書いてみたいのにいつも息が続かない。ただの散文じゃなくてもっと芸術的っぽいやつが書きたいんだ。読んだときに、あ、あの人が書いたんだって言われるような。

今朝はひどい夢を見た。私がいることでみんなが困っている夢だった。以前いた職場で嫌われていて、いや、嫌われるっていうか扱いに困るって感じで、となりの席の若い男(この人は実在しない。誰なんだ)が〇〇さんがいるからみんな××なんですよ?わかってます?というような覚えていないがめちゃくちゃショックを受けるようなことを言っていた。だが私は起こったことに関してとっさに何か言うという力が人より弱く、というか家の外では借りてきた猫みたいになってしまうので何か言われてもきっと相手が正しいのだろうなあと思って何も言い返せないのだ。で、苦笑いみたいなのでごまかしてその男も自分のパソコン画面に視線を戻した。

人の文章を読んでいるとたまにトリップする時がある。これは薬までとはいかないが、お酒よりも強力なやつで、普段の何倍も自分の心の奥にある何か(とにかく何か)が揺れる。ガソリンが揺れる。揺り動かされる。で、そういう経験を短時間のうちに何度も経験するとその日はもうバッド入っちゃってだめだ。

昔一人称「俺」でずっとブログを書いていたことがある。楽しかった。思えば昔からネットで男のふりをしたり、女のふりをする男のふりをしたりするのが好きだった。なぜかはわからない。

兄弟姉妹がいる人に言うと失笑されるがずっとお兄ちゃんがほしかった。私は子どものころから遊戯王とか好きだったからお兄ちゃんがいたらきっと漫画とか貸し合ってそれなりに仲良くできたんじゃないかと思う。まあ一人だといろんなことが気楽だからそれでいい。

じゅうぶん幸せなはずなのに「おいこれは違うぜ、いつか壊れるぜ」とそっちのほうを踏み抜いてしまいたい自分がいる。お前も俺と同じで破滅願望みたいのがあるのかなあって娘に言う言葉じゃないぜ。不幸バトルをしたいわけじゃないが、不幸をバトルさせないとわかってくれない理解のない国があるのは確かだ。

眠剤なんか飲まなくてもじゅうぶんトリップしてしまえる文章はすごいぜ。大槻ケンヂが鬱になるやつは集中力があるって言ってた気がする、自分に集中しすぎるって。まあわかる。自家中毒っぽい。でも集中しないと正せないし切り抜けられない。そのあんばいをいつも間違えるんだ。

おい、俺は今安全に壊れることができているか?

高校生の頃、カポを買った。ギターも安く売ってもらった。結局ギターはうまくなってない。弾くたび指が痛い。歌は相変わらず歌ってるよ。