おおきくなりたくありません

すきなものはたくさんあります。苦手なものはこころのほつれ。

女子をこじらせて 感想1

 

女子をこじらせて

女子をこじらせて

 

 

雨宮まみの「女子をこじらせて」を読みすすめています。

本当は少年アヤちゃんの「尼のような子」を買いに行ったのです。そしてアヤちゃんのとなりにあったこの本のタイトルにひかれ、ページをめくると椎名林檎という名前が出てきて「ああこれは買うしか無い本だ」と思いました。

まだ第1章しか読んでいないのに共感して泣きそうです。今日は早く寝ようと思っていたのに、ページをめくる手がとまらず、この感動を書き留めたくてパソコンを立ち上げました。

 

昨日私は憧れの方とお話をしました。私は憧れという感情をたくさん持っており、「この人には勝てない」と思うと尊敬とか憧れということばを使います。嫉妬とはまた少しちがった感情で、下手に出てしまおうというか、とにかくずるいなあと自分で思っています。

その方と「焦り」についての話をしました。

どういう焦りかというと、「自分は華の女子大生で20歳なのに処女だということに焦りを感じる」といったものでした。

雨宮まみさんもこの本の中で処女についていろいろと書かれており、女の人の処女非処女問題は根深いなと感じました。

友達がもう経験済みとか、彼氏がいないとか、この歳で処女だとかいろんなことが不安で、自分に欠陥があるのではないかとすら感じてしまうのです。

ですから、雨宮さんが処女を喪失(童貞の方は脱とか卒業と言うのに、どうして女はうしなわなければならないのでしょう)されたときの気持ちは痛いほどわかるつもりです。

 

男性に「何カップ?」と聞かれても、「ああ、この人は私を女扱いしてくれている…カップ数を聞くということは少なからず興味を持っているということなのね」とみじんもセクハラだとか、ただのおもちゃに見られているとは感じず、恥ずかしがりながら続くことばを口にするのです。いえ、本当は感じていたのですが、それよりも男性に相手にされているというような構図が出来上がっていることのほうが私にとっては大事なのでした。「まだ私を見てくれる人がいる!」という屈折した安心感がありました。

 

20歳といういま、処女であるということは別に恥じることではないし焦ることでも無いと思うのです。けれど、けれどもやっぱり焦ります。このまま一生処女かも…なんて考えます。男の人は風俗があるけれど女はどうすればいいんだ!などとも思いました。

そもそも私がどうしてこんなに焦っているのかというのも、前にお付き合いしていた方に全然手を出されなかったからなのです。彼は中性的でアーティスト系の、いかにも私のようなサブカルくそやろうが好む男子でした。

彼とは橋の上でよく話しました。小さな川を眺めながら、道路をはさんだその先にはラブホテル街というなんともいえない微妙なスポットで他愛のない会話をしました。

彼と話しながら「いつかは私も、彼とああいう所に入るのかしら…」などと思いをはせておりましたが、全然そんなことはなく今日に至っております。やはり処女特有(私だけ…?)のガツガツした感じがいけなかったのでしょうか。オナニーのおかずや回数について聞いたり、たまにラブホテルを見つめては物憂げな表情をしてみるという行為がいけなかったのでしょうか。

けれど、決して「やりたい」というだけでは無かったのです…。私は性欲は強いほうですが少なくとも4ヶ月くらい何もせずに我慢したし、自分の欲求について何度か伝えてみたし努力はしたつもりです。ただ少しでいいから触れ合ってみたかった…。

 

けれど何が行けなかったのか…手もつなげなかった…(正確にいうと私は手をつなぐという行為はときに性交渉よりも尊いものだと思っています)。

とにかく何もできなかったということです。4ヶ月って……。いま思えばあれは壮大な赤いスイートピーごっこだったのかもしれません。そうであればどれだけいいだろうか…。

彼を責めてはいません、自分を情けない女だと思っています。手をつなぐとか、キスしたいとかそういう欲望がわかない女であったのかと…私にはそんなに魅力がないのかと…。

「彼はあなたを大事にしていたんだよ」という声もかけていただきました。しかし…しかし…なんだか違うのです。もしもそうならば、何もしなくても良かった。何もしなくても良いから、そういう意思や欲求はあるのだということを伝えて欲しかった。そうしてもらえれば私も、あの子みたいに可愛ければ彼と触れ合うことが出来たのだろうか…なんてことを考えなくても済んだはず。

 

雨宮まみの文章に浸り、センチメンタルな恋はどうしようもなく破綻していくもんで…なんて鼻歌を歌っていたら、彼のことを思い出しました。そう、ミドリカワ書房

みなさんはミドリカワ書房というアーティストの「顔2005」という曲をご存知ですか?すさまじい歌詞で、初めて聞いた時本当にびっくりしました。自分の顔をかわいくないと思っている女の子がちやほやされたいし男を感じたいし私もう整形する!ママ…泣かないで…パパにはまだ言わないで!自分で言うから!………………ていうかママって泣き顔もきれいだよね……………っていう曲です。

 

文学の世界にも音楽の世界にも、どこにでもこじらせている女子はいるものなのですね。綿矢りさも「勝手にふるえてろ」で処女の主人公を登場させていましたし…。

私は、そういうものに触れているから自分もまだ大丈夫だと思えるのです。ありがとう雨宮まみ綿矢りさミドリカワ書房…。

 

最近、かわいい下着をはくことでフェロモンとかが出て女子力アップして男の方にモテるんじゃないかと思って紐パンをはいていたらお腹を壊していろんなものが出ました。

こじらせ女子は今日も元気です(お腹以外)。