この間私はまたでかい過ちを犯したのかもしれない

最近ブログを書けていなかった。3月って寒暖差がひどいので毎年体調が悪い気がする。何年か前の3月につけた日記を眺めていたら、なんだか自分の文章が切実な気がして驚いた。

o-kamininaritai.hatenablog.com

この頃恋愛していたっぽく、なんか心が揺れ動いているっぽい。ふーん。今はもう、ほとんどその人への執着はないな。自分が薄情で嫌になる。やはり土地が変わるとそんなものなのかな。ということは土地をたがえても残る思いが本物なのかね。本物ってなにかね。

 

・薬について

デエビゴって沖縄っぽい名前だと思う。マイスリーとかハルシオンとか、濁点がついてない薬の名前って美しく感じる気がする。薬の名前って大体いかめしい。

私はいまのところ2週間に1度くらいの割合でカンシャクを起こしており、メルトダウンっていうのにちょっと近い気がする。

www.skill-t.org

この状態になるともうとにかく涙が出てしまい、大きな声を出したり地団駄を踏んだりして「う~」とか言って泣き続けるしかない。完全に狂人である。

それを先生に伝えたら処方されたのがエビリファイ

あと、気分が落ちているときの頓服を依存性が高いものから低いものに変えようと提案されているのだが、低いのは効きが悪くただただ眠くなるだけで困る。引き続き飲んで経過を見守ってみる。

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・この記事はsyrup16gの「HELL SEE」を聴きながら書きました♬

初めて聞いた時に「ex.人間」と「吐く血」の歌詞に衝撃を受けた思い出。

詳しく書くと「少し何か入れないと/体に障ると彼女は言った/今度来る時電話して/美味しいお蕎麦屋さん/見つけたから/今度行こう」の部分を聞いて猛烈に感動した。これは私だけがわかるんだとさえ思った。当時私は親の意向で行くことになった学校に通っており、勉強も大変すぎてかなりつらく(結局やめた)、食欲がないので毎日学食で具無しのそばを食べていた。毎日毎日、昼はそばしか食べられなかった。その後の人生でも食欲がないときはとにかく具無しのそば。たまに、わかめそば。だからそばって辛い思い出とセットなのだ。いつもそばにいるんだよね…そばだけに…。

「吐く血」はもう説明不要の良さです。歌詞全部良い。たぶんアンケートとったら女の人に人気の曲だと思う。

「私には何にもないから/そう言って笑った/そう言って笑った」のあとの「貴方は私と似ているね/そう言って笑った/そう言って笑った」のすごさですよ!

それが「貴方と私と似ているね」というフレーズによって、唐突に当事者性が立ち上がってくる。言葉が手元に返ってくる。

『HELL-SEE』全曲感想 - 単行のカナリア

まさにこちらのブログに書かれていること。彼女だけでなく、この語り手に自分がなったような気分になる。私は。

あと「不眠症」の歌詞!

「この際だこのまま/すべてぶちまけると/この間俺はまた/でかい過ち犯したんだ」

この歌詞に共感しており、自分が上手くできなかったこと、言ってしまったこと、言い過ぎた言葉などを自分の中で何度も反復した。言えなかったことなど私の中では問題ではなく、常に過剰すぎる心や言葉が問題なのだった。

これを夜の街で聞きながらただただ歩いていた思い出がある。

私が本格的にsyrup16gを聴き始めたのは高校3年生だった。それまでは全然知らなかったんだよ、こんな素晴らしいバンドも詩も歌も。

私が尊敬していた年上の女性と、好きだった男の子が教えてくれたのがきっかけで聴き始めたのだ。年上の女性はCDを貸してくれて、男の子は自分で作ったベスト盤をCDに焼いてくれた。懐かしいね。1曲目は確か「さくら」だったね。

そういった甘酸っぱい思い出と反比例して、まあその男の子とは全然上手くいかず半年で連絡がとれない感じの関係になった、リアルに。年上の女性とは今でも交流があり、彼女とはsyrup16gのライブに何度か出かけた。

今は彼女のプライベートが忙しくなったのでライブは一人で行く。今もsyrup16gは好きかどうか今度聞いてみたいけど、答えを聞くのはちょっとこわいな。昔の話ってちょっと照れるな。

 

おわり