私は春から、あなたじゃない人と生活を始めます。
あなたのこと、すごく好意的に思ってるから、どうか幸せになってね。私たちはだめなところが似ているね。だめなところが似ていると、だめなところを許し合って認め合えてしまうから不思議だね(嫌悪してしまうこともあるけど)。
あなたの言っていた小説を読んだけど、本当の意味はわからないまま。また次に会った時に聞けるといいな。
私は春から、あなたじゃない人と生活を始めます。自分で決めたことだし、ずいぶん前からの計画だから、破るわけにはいかないんだ。それに、誰とどこで暮らしても結局私は私だから、何かが一気に変わることはないの。だから、だからこそ大丈夫なの。
あなたは春から、自分の夢を現実にする。楽しいことがあったら知らせて欲しいけど、それはきっとわがままなので、また機会があれば。
あああ、美しくおもしろおかしく暮らしたい。馬鹿みたいに笑って、馬鹿みたいにセックスして生きていきたい。美しい女の人と美しい肉体を重ねて、あたたかな日差しを浴びて、昼寝をしたい。ふかふかな枕を二人でわけあって、小さく微笑みながら眠りたい。庇護されていたい。本当は全部、死んだらいい。