生き残っている意味をさがせ

どうにも気分が上がらない。

雑事は良い。いつもは面倒くさいのだが、洗濯やクリーニングなど、しなければならないことがあると、それに集中していられる。雑事にかまけて、一瞬憂鬱を忘れていられる。洗濯機を回せば回すだけ、洗濯は進んでいく。それは本当に心地の良いこと。

楽しいことも驚くようなこともたくさんあって、生きる糧みたいなものだって定期的に与えられているはずなのに、全然楽にはならない。気持ちは浮ついたまま、苦しいままで。

時々、苦しんでいる自分が好きなんじゃないかと考えることがある。悩むことはもはや趣味に近くて、私は自分をかわいそがってなぐさめることでしか生きていけないんじゃないかと。想像の世界に、あちらの世界に片足を突っ込んで生きてるんだろう。あちらには行きたくない。あちらは本当じゃない。あちらは本意じゃない。じゃあこちらは?

適応出来る人間になりたい。適応できないから文章やら何やらがうまれるというのはあると思う。けれど、何もうまない生き方が、もし、私の妄想している平常な精神、普通の心を持てる生き方なら、いったい私はどちらを選ぶだろう。

死ぬほど安寧が欲しい。安息が欲しい。息しなくて良いようになれば、もう何も考えなくて良い。答えは出ている。