おおきくなりたくありません

すきなものはたくさんあります。苦手なものはこころのほつれ。

「さよならを教えて」全ルートクリア感想

そういえば、「さよならを教えて」を全ルートクリアした。以下エロゲの感想なのでご注意下さい。

 

 

一番つらかったのは田町まひるルート。仔猫のような少女。暗いゲームだし、比較的明るそうなキャラからいっとくかと思ったら…これが大外れ。グロかった。動物が乱暴されるのは見てられないよ。

次にクリアしたのは高田望美。屋上の少女。複雑な家庭環境によって傷ついている少女って好きなんだよなあ。心が痛くなると同時に、こちらがイニシアチブをとれるので、支配的な欲望が満たされる。なんせ相手は幼い少女。僕が頭を使って少し言葉をかけてやれば簡単に懐柔できるのだから。落ちていく女の子は好きです。

次は目黒御幸。図書館にいる少女。コミュニケーション能力が低そうな感じが、見ていてつらかった。彼女についてはあんまり記憶がないなあ。

次は上野こより。体型とか性格とかかなり好みでした。その大きな胸で抱きとめてくれるのかと思いきや、主人公を責める責める。何度も心を射抜かれました。

最後は女神さまこと巣鴨睦月。彼女のおかげで僕は救われるのかと思いきや、そんなことはないのです。そううまくはいかないのです。彼女に勇気を与えることはできたかもしれないけど、もう彼女に会うことはないだろうね。良くなった人ってのは帰って来ないから。

先生たちもとっても魅力的でした。どの登場人物も声がとても良かった。夕暮れが下敷きにある音楽も素晴らしかったです。

 

学校と病院って思えば似ているのだ。学校は思春期の時に入る病棟。そこで子どもでいられなかった僕は再び学校に舞い戻る。本当は学校の中に答えはない。ウテナがそうしたように、さっさとそこを出てしまうのが正解なのだと思う。

人見くんのように自分や他人を分析して生きていくのが間違っているとは言わないけれど、それは目の前の相手を見るということが欠けた行為だとも思う。まあ人見くんは人見くんなりに幼いころから厳しく育てられたりした苦労があるんだと思いますが。その抑圧がこういった形であらわれているんでしょうね。

 

さよならを教えて」は考察され尽くしているし、発売からずいぶん経っているから私が書くことなどもうほとんど残っていない。

さよならを教えてほしいというのは全ての少女たちの願いであり(睦月はちがったかもしれないが)、つまり人見くんの願いであった。人見くんよ、「さよなら」は教えてもらうんじゃなくて自分から選択するものなんだぞ。まあ結果的に「今いる世界にさよならしようか」しちゃったわけだけど。でも本当に「さよなら」する勇気はないんだよね、わかるよ。私もまだそうしたくないからエロゲやってるわけなので。

人生のどこかで、というか今もずっと「さよなら」したいとは思ってる。けどこのゲームを造った人が世界のどこかにいるから、私はまだ「さよなら」しないでいられる。アイコンの巣鴨睦月は、私のために祈っているかのようだね。

夕暮れどきに迷い込んだら、このゲームを思い出そうと思う。