こうしてすべてを忘れていく

鍋を作った。けものフレンズ少女革命ウテナについて話した。

私は同年代の友達も地元の友達もあんまりいないけど、好きな人はたくさんいるし、仲良くしてくれる人もいるからそれでいいんだ。

明日はこなさなければいけないことがいくつかある日。やりたいこともある。DVDを借りたいし、CDも借りたい。あと、ドーナツを食べながらカフェモカを飲みたい。雑誌を読みながら、春に着たい服を選びたい。ささいなことかもしれないけど、私にとってはどれも大事で、喜びなのだ。

 

薬と深夜という時間帯に頼りながらエントリーをこなす。落ちて当たり前だと思わなければやっていけない。

ベッドに入った途端に全能感にとらわれて、私は何でもできる!自由だ!という気がしてくる。バイトでも就活でも何でもできるぞ!やれるんだぞ!全部やりたい!!おしゃれだってメイクだってできるぞ!みたいな気持ちになり、落ち着くまで大変だった。

反動はまだきていない。くるかもしれないし、こないかもしれない。がくっとどこかで下がるのがとても恐ろしい。こわいな。

 

こわいな、嫌だな、と思いながら生きていくしかないのだと思う。そして、その感情を自分のものとして受け取った時に物語や言葉が出てくるのだと思う。それがいつになるのか私にはわからない。自分で無理やりにでも出さないといけないのかもしれない。

 

夕方買い物に出た時、コートがいらないくらいの暖かさだった。これからすぐ夏になって、そしてまた寒くなって、死んでいくのかな。それまで少しでも人を喜ばせたいし、できれば自分のことも喜ばせてあげたい。