自分の人生、終わる寸前だと思ってた。

自分は生きていて良い人間ではない、みたいな気持ちがどこかにあって。そう思う理由もいくつかある。

自分の人生はもはや自分じゃ動かせなくて、誰かに支えられながらしか生きていけないと思ってた。でも、自分の力だけで歩いていけるかもしれない、依存しなくても生きていけるのかもしれない。

誰かに愛されるためにふるまって、愛されて生きなきゃ意味がないと思っていた。でも、愛されるようにふるまわなくても好きだと言ってくれる人がいるかもしれない。

私は完璧に愛されたくて、自分がいる意味がなきゃ生きてちゃいけないと思っていて、生きてくのつらいなってすぐ死にたいなって思って、孤独と寂しさと悲しさと自分の弱さでがんじがらめになって、深くて暗い穴の中にいて、いやもしかしてここはトンネルなのかもしれないと思いつつもやっぱり出口は無くて、歩くこともやめよう意味ないって思ったこともあった。

でも生きなきゃいけない。

本音をいうと愛されたい。自由に生きたい。なるべく悲しい思いもしたくない。笑って暮らしたい。

自分の人生、終わる寸前だと思ってた。あとは消化試合。どうやって現状維持していくか。でも、もしかしたら変えられるのかもしれない。私が思ってるより世界は広くて、私にできることあるかもしれない。私のこと、まだ出会っていない誰かが大切に思ってくれる日もくるかもしれない。私だって同じこと。

まだ出会っていないあなた、私ここにいますよ。片隅なのかもわからない、足元もおぼつかないここで私生きてますよ。いつか会えるから楽しみにしていてね。私もきっと笑顔で会えるように、いまのうちに泣いておきますから。