おおきくなりたくありません

すきなものはたくさんあります。苦手なものはこころのほつれ。

私にはどうしてもできないんです。

この前生まれて初めて日本刀を持ったんですよ、日本刀。あれめちゃくちゃきれいですよね。持ってる姿を写真に撮ってもらったんですが、後から見たら私すごく良い笑顔をしていたんです。あんなに良い笑顔あんまりしないですよ。笑顔で写真に写るの苦手だし。だから日本刀が欲しいんです。日本刀があればその美しさをいつでも堪能できるし、あれは眺めてると変な力が湧いてくるのです。あの変な力が私のいろんなことを可能にしてくれないかな。ああ、笑顔のきれいな人間になりたいよ。美しい人になりたい。後悔がある。あの時諦めなければ良かった。頑張れば良かった。でもその時々で私はベストを出してきたのだ。だからあれはタイミングが悪い。私はいつだって頑張ってきたよ。日本刀があればな、三島の気持ちもわかるかもしれない。でもある日突然私がおかしくなってしまって日本刀を自分の腹に刺したり街なかで振り回したりしないとも限らないからやっぱり理性がないとやめたほうが良いんだろうな。あれで殺し合ってたなんて信じられない。日本刀の所持って教育委員会の許可がいるんですよ。凶器としてじゃなく、芸術品として所持してるんですって証明するために。私は私が生きてることを証明するために学校に通うんでしょうか。誰かに許してもらうためにしてるんでしょうか。何が目的なんでしょうか。甘ったれてんじゃねーって言う方はたくさんいらっしゃるでしょうね。私はこの生き方しか学んでこなかったんです。甘ったれているつもりなんかないんです。それはますますたちが悪いかもしれませんね。みんな毎日何考えて生きてるんですか。何か楽しいことありますか。私は眠りにつく瞬間、うとうとしている時が一番好きです。けれど私がもし寿命が一年しか無い人なら眠りにつく瞬間が一番こわいと感じるのでしょうね。そして目覚める瞬間が一番嬉しくて涙が出ることもあるかもしれません。私は毎日それなりに幸せだと思います。ていうか幸せな生活を提供されてるくせに、安定した場所にいるくせに、どうして幸せだって思えないんでしょうね。そういう自分に腹が立ちますよ。でも繊細すぎる自分を日本刀で刺してしまうなんてことは私にはどうしてもできないんです。