おおきくなりたくありません

すきなものはたくさんあります。苦手なものはこころのほつれ。

心臓の鼓動はこころがうごいた音だ。

心臓の鼓動はこころがうごいた音だ。

 

先輩の声が好きだ。私がいままでに聞いたことのない声をしている。透明感があるとか、優しいとか切なげなとかそんな言葉だけでは表現しきれない声。私の体の中にするりと入ってきて、目とか耳とかこころとかを操ってしまう。

先輩の歌声が響く一方で、声を失うかもしれないという不安を抱えてあの人は手術に挑む。

 

私は嬉しくなる。誰かと電話しただけで涙が出てくること、嬉しく嬉しくてキーボードを打つ手が止まらないこと、最近はめったに立ち上げなかったパソコンに文字がどんどん浮き上がってくる。

 

声をきかせてほしい。あなたの声は私のこころの中で何度も響き、思いはつのっていく。