おおきくなりたくありません

すきなものはたくさんあります。苦手なものはこころのほつれ。

最近観た映画など

毎晩のように高倉健の映画があっているので嬉しい。昨日は居酒屋兆治があっていて、ちあきなおみ加藤登紀子が出ていた!ビッグネームの並ぶ映画だった。

しかし高倉健は喧嘩と警察と刑務所が似合う。こんなに出所が似合う俳優がかつていただろうか?レザーのジャケットを着て、少し大きめのバッグに必要最低限の物を入れて、何年間かのおつとめを終えてシャバに戻る…高倉健が一番映える役柄だ。まだ「あなたへ」と「居酒屋兆治」と「幸福の黄色いハンカチ」しか見ていないので、違う健さんも見てみたい。近くの映画館で「網走番外地」をやるそうなので、ぜひ見に行きたい。

高倉健が演じる役は、根は悪い人じゃないんだろうなとこちらに思わせる。きっと何か理由があって(それはたとえば奥さんをかばうためとか家族を守るためとか)喧嘩をしてしまって、刑務所にいれられてしまったんだ、健さんは普段は優しいし一度受けた恩は絶対に忘れない義理堅い人なんだよ…と見ている人が言いたくなる、それが高倉健の演じるキャラクターだ。私の好きな「男はつらいよ」の寅さんも結構面倒くさい人で、惚れっぽいししょっちゅう問題を起こすのだが憎めないのである。

そういう風に画面の向こうにいる人がキャラクターに惚れてしまえばもう映画は成功したも同然だと思う。

 

今日はこれからBSプレミアムで「ハルフウェイ」をやるようだ。岩井俊二小林武史がプロデュースしているので、岩井俊二好きな私としてはぜひ見たいのだが、主演とあらすじが…うーん。北乃きいは「幸福な食卓」が良かった。岡田将生はまだ見たことがない。

Wikipediaを見てみると、北乃きいは地元である北海道の大学に進むが、恋人・岡田は早稲田大学に進学することを北乃きいちゃんに言えずにいた…という話らしい(北乃きいちゃんの進学する大学が札幌福祉大学(架空)になっているのに岡田将生早稲田大学…)。

私、この話は絶対イライラしてしまうと思う。何かが警告してくる(逆に見たくなってくる)。

同じく岩井俊二プロデュースの「新しい靴を買わなくちゃ」はタイトルを見て、佐々木希あたりとイケメンが出てくる恋愛ものだろうと思っていたが蓋を開けてみると結構面白かった。主演は中山美穂向井理で、パリで出会った二人が次第に惹かれ合う…というあらすじだけ見ると「は…?」と思ってしまうの映画なのだが、苦手意識を持っていた向井理がすごく良かった。みぽりんは相変わらず可愛く、綾野剛桐谷美玲さんも役柄にぴったりだった。特に桐谷美玲さんはわがままな女の子をとても気持ちよく演じきっていて、はまり役であった。

で、向井理は本当に良かった。今までイケメンということで苦手意識を持っていたが演技が全く鼻につかない。(イケメンに苦手意識を持つのは、ほとんどの人が好きなものを自分が好きになれないことが悔しくて恥ずかしくてなぜ好きになれないのか自分でもよく理解できないからだと思う)彼の役柄はカメラマンで高校時代バンドをやっていて妹は桐谷美玲という高スペックなのだが、むかつかない。すごい。これは観た人にしかわからないと思う。

甘々でなく、二人の関係性も良い。最初はベタな設定に「こんなのあるわけないだろー」と思うかもしれないが途中からあんまり気にならなくなっていく。みぽりんと向井理に癒やされたい人はぜひ。ラストシーン、というよりラストの絵面はたまらない。音楽がなぜか坂本龍一だったりする不思議な映画です。

 

すっかり「新しい靴を買わなくちゃ」の感想になってしまった。しかも今日は「さよなら私」という永作博美のドラマがあるので、映画は見られないのだった。母が唯一楽しみにしている番組なのでチャンネル権は譲りましょう。