君が信じてくれれば紙の月もにせものじゃない

昨日見たい映画について記事を書いたのに全部消してしまった…。書き直し。

 

さきほど「幸福の黄色いハンカチ」を見た。渥美清良かったー!タコ社長も出てたー!高倉健もかっこよかった。九州男児という描写は見てるぶんにはものすごく魅力的だ…。時々はさまれるラジオから流れる曲も良かった。少ない登場人物できちんと物語が面白いってすごいことだと思う。どきどきしたし、泣いてしまいそうにもなった。やはり映画って良いなあと思う。

 

最近日々ロックを見るかどうかずっと悩んでいる。原作のイメージが壊れそうで心配なのだ。そもそも実写化作品は原作の名前を借りているくらいに思ったほうがいいのかもしれない。二階堂ふみちゃんが好きなので惹かれる。漫画とは少しストーリーが違うみたいだ。

初めてエレキギターを弾いたときの感じとか、ライブハウスでの演奏とか声とか彼のいろんな叫びは、どういう風に表現されるんだろう。私が泣いてしまったあの漫画はどんな風に映画になるんだろう。楽曲提供している方々はなかなかアツそうだ!!んー迷う!

あといま気になっているのは楽園追放と紙の月だ。紙の月はドラマがとにかく良かったのであのイメージを壊したくない、というのがある。原田知世はかなりはまり役だった。実際紙の月の映画批評を見ていても「宮沢りえ良かったー!」という感想より、物語や映画としての完成度が高いという評価が多いように思える。そもそも「最も美しい横領犯」というアオリがなんだか違うと思うのだ。お金なんてお金でしかないと思う主人公が他人のお金を自分に使ってしまうところがこのお話のミソ(と書きつつもこの物語はもっともっと深いところに何かがうまっている)で、横領犯のところをメインで持ってくるのは違和感がある。あと美しいとかも関係ない。本や映画のアオリって本当に大事だと思う。原田知世をけなしているわけでは決してない(むしろ大好き。一緒に時をかけたい)のだが、宮沢りえでは美しすぎるのではないだろうか。彼女が旦那さんのためにキッチンで料理を作り、ふとしたときにパートをしたいと言い始め、あなたにとって私ってなんなのという疑問をぶつける…私にはそれがうまく想像できない。美しいことはすごいことだと思うけれど、溶け込めない世界があるように思う。

映画=万人向け NHKのドラマ=女性向け なのだろうか。考え中です。映画見てから言えよという一言に収束してしまうのかもしれませんが。おわり。