大切なことはだいたい雨宮まみが教えてくれた。気がする。
読みました。
峰なゆか(アラサーちゃん)、湯山玲子(四十路越え!)、能町みね子(ときめかない日記)、小島慶子(女たちの武装解除)、おかざき真里(サプリ)…そうそうたるメンバーでございます。カッコ内は代表作。
私は2ヶ月ほど前に「女子をこじらせて」という雨宮まみさん著作の本を読みました。そして雨宮まみという存在に親近感を覚え、自分と重ね、彼女のことをもっと知りたいと思いました。
ネット上で対談をさがしたり、彼女が読んでいた漫画を買ってみたり、AVを見てみたり(雨宮まみは昔、AVのライターをしていました)…。
彼女への屈折した思いは日に日に増していき、憧れなのかなんなのかわからない感情はとりあえず正体を放っておくことにしました。
そして私はいま、雨宮まみと対談した人、その周辺の面白そうな女性たちの本を読むという日々を送っています…(学校行け)。
最初に手を出したのがこれでした。
天城越え ばりに越えます 四十代…。
湯山玲子さんの「四十路越え!」
しかし、途中で挫折しました…。
文章がしっかりしていますし、四十路とセックス、四十路と恋愛、四十路とファッションなど、どの項目も面白そうです。
しかしなんとなくとっつきにくい!!!お堅い!
私は思いました。これがジェネレーションギャップか…!と。
世代的にどうしてもわからないものってありますよね。ローラースルーゴーゴーとか紅鯨団とか…その世代の流行りものはどうしようもない。
けれど今回はそれとはまた違って、どういう時代を生きてきたのかという認識や考えの違いが、私のこの本への感想を変えてしまっているのかなーと思いました。
それこそ40代や50代の方が読むと面白いのかもしれません。
女性って、近年ある程度解放された感があると思うのです。性についてオープンだったり、女性が重要な役職についたり(最後から二番目の恋でキョンキョンが副部長になってたり。キョンキョンすてき)、ananのセックス特集とか、自分らしくとかなんとかかんとか…。
で、いまの時点で50代の方ってまだ解放されていない時期を生きていたのではないかなーと。これが40代になってくるとまた違うと思うのです。
私の中では40代といえばジェーン・スーさん。30代は雨宮まみさん。20代は少年アヤちゃんが一番面白いと思ってます(面白いというのは興味深いとか好きという意味も含んでおります)。
ともかく、力を抜いて読める本ではありませんでした。
あんまり女という性について突き詰めすぎると、少し苦しいですね。なんとなくでやっていくのは悪いことでは無いし、あまり考え過ぎないように自分を受け入れていければと思います。
あと、関係ないんですけど「ありのままに」「自分らしく」という言葉を聞くと、映画モテキのセリフを思い出します。
唐木素子(真木よう子)
「おめえ自分に甘いんだよ。
もっと自由にとか、もっと自分の思いのままにとかな。
そういうのは限られた人間にだけ許されてんの!お前は違うの!
だから黙って働けっ!バカ!」
返す言葉もない。
では、さようなら。