「私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな」を読んで考えたこと。
私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな (一般書)
- 作者: ジェーン・スー
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2013/10/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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読みました!これは…今年感銘を受けた本ベスト10に入るかもしれない…(いまの1位は「女子をこじらせて・雨宮まみ」です)。
「面白エッセイかな?」と思ったそこのあなた、とんでもない!!
そもそもこの本はタイトルがミソなのです。<結婚できない理由>ではなくて<プロポーズされない理由>、ですからね。
読んでタイトルのごとく、だからプロポーズされないのか!と膝を打つ理由が101個も書かれていて、大変勉強になります。何の勉強かは自分でもよくわかりません。
「こ、これは…その通りだ…!」と思った箇所をいくつか抜粋させていただきます…。
・20番目の理由の本文より
<大事な女友達に対してやらないことは、大事な男にもしない>
本当にその通りです。ぐうの音も出ません。今風に言うと「それな」って感じでしょうか。
これは意外と守れてないな、と思いました。女友達に対してはきちんと線引きできることも「彼氏」という男性に対してはやっちゃうんですよね…。返信が来てないのにメールを送りまくるとか、電話かけまくるとか、オナニーの回数聞くとか…。「それ女友達に対してできる?」と自問自答することで冷静になれるし、うっかり上記のようなことをしでかす回数も減りそうです。
・80番目の理由の本文より
<普通の女になれないコンプレックスを、相手の男のスペックに解消してもらおうとしても、プロポーズまでは辿り着かないのは未婚のプロが実証済みです>
私だ…完全に私です…。
「この人といたら普通の人間になれるはず!過去のつらいことも精算されてバラ色の日々を送れるようになれるはずだわー!」って思ってた。冷静になろう。
この本を読んで1番強く思ったことは、男の人によって自分は変わることができると思わないということです。これは本当に大事なことで、女性でも男性でもそうだと思うんですが、私たちはつい他人によって自分が変われると思ってしまいがちです。「この人と付き合ったら私はあの忌まわしい思い出を忘れられるんじゃないか」「この人と一緒にいれば私は変われる」などなど。もちろん、お付き合いによって自分が成長できるのではないかと思うのは全く悪いことではないし、私も誰かとお付き合いする際には「お互い高め合っていければいいよね!」とか思ってます。けど、相手に対して期待しすぎるのは本当に身勝手だな、と。いま、いまさら気づきました。期待するのは良いけれど、期待しすぎるのは「重い」と言われる原因になりかねないし、そもそも誰かに変えてもらおうという姿勢はいけないですね、やっぱり。身にしみた言葉でした。
これは憧れとはまた違うものなので、区別が難しい問題だなと思うんですが、コンプレックスは最終的に自分と向き合わなければ解決しないのですね。最終的には。
最後には必ず、自分と向き合うとき・向き合わなければいけないときが来ます。つらいですね…。
あと、14番目と101番目の理由はすんばらしいです。そこに共感できたら、あなたはこの本を買うべきでしょう…というか既にレジに持っていってるでしょう…。
貧しさは敵!じゃなくて、寂しさは敵!いろんな意味で!!
この本を、大学の女友達に「面白かったから読む~?」って聞いたら「そんなん読んだら本当にこじらせるからヤダ」って断られました。きっとそれは正しい決断なのだろうな…。好奇心が勝ってしまった自分に乾杯。
「私が男の人と上手くいかない理由」を考えてブログに載せようと思ったら理由が31個もあって、読み返すのも嫌なので、また時間を置いて考えたいと思います………。
では、さようなら。