私はいつ家に帰れるのだろうか

私が書いて何のためになるのかというと、少なくとも私自身のためになる。 妊娠について友人たちからアドバイスをもらう。無痛分娩にできるならそのほうが良いとか、もうお金を積まれても二人目を産みたくないとか、何歳からは障害のある子が生まれる可能性が…

射精責任/産むか産まぬか/家での過ごし方

・『射精責任』を買って読んでいるが、集中力が落ちているので遅々として進まない。 私は月経困難症でピルを飲んでいるので、ピル代と診察代が安くなることを祈っている(1回2万円くらいする。しかもお医者さんによって出してくれる個数が違ったりする)。だ…

好きな本の好きな部分を引用

そんな感傷的な場面でも、ミス・ブラックモアはミス・ブラックモアである。いつも通り威厳に満ちた態度で「My girls!」と呼びかけ、卒業生ひとりひとりの顔を厳しい表情で見回し、ブラウニングの詩から「我と共に老いよ 最上のものはなお後に来たる」の一節…

アガサ・クリスティー自伝(上)-父について、幸せについて、結婚について-

帰省の際に母の本棚から拝借してきた本。彼女は途中からつまらなくなったらしい。 アガサ・クリスティー自伝〈上〉 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) 作者:アガサ クリスティー 早川書房 Amazon これが案外面白く、いま1番読んでいる本である(私は何冊かの…

精神看護9月号「表現の中で安全に壊れる 回復に殺されないために」を読んで

精神看護9月号「表現の中で安全に壊れる 回復に殺されないために」を読みました。 巻頭の対談に非常に救われたので、書き記します。 精神看護 2022年9月号 表現の中で安全に壊れること 回復に殺されないために 医学書院 Amazon 赤坂真理さんと倉田めばさんの…

2016年のふりかえり

2016年はライブにも美術館にも例年よりたくさん行けたし、たくさん書いて聞いて観た一年だった。読む量は少なかった気がするので、今年は純文学を中心に自分が普段読まないものにも挑戦していきたい。 ツイッタ―で自分の映画やアルバムのランキングを書いて…

「女性たちの貧困”新たな連鎖”の衝撃」を読んで

女性たちの貧困 “新たな連鎖"の衝撃 作者: NHK「女性の貧困」取材班 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2014/12/16 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る 読みました。NHKで放送されたもの、放送されなかったものも含めてまとめられた本で…

言葉なんかおぼえるんじゃなかった

どこもかしこも雪、雪、雪!私が産まれた日も雪が降っていたそうなので、私は雪は好きだ。でも、寒いのは嫌。こうしてキーボードを打っていても、マウスをカチカチやって麻雀していても、手が冷えて嫌になる。皿洗いも洗濯も、お風呂を入れるのでさえ億劫。…

春琴抄と今日のこと

去年NHKの番組をきっかけに谷崎の「春琴抄」を購入して読んだのだが、今年青空文庫で読めるようになったそうで、私はもう少し待っておけば良かったもったいないなどと思うはずもなく、むしろもう一度購入したって良いくらいこの作品が好きだ(新潮文庫の「春…

最近買った本についてのメモ…。

春画買った(とんぼの本というロゴが、妙に浮いている。浮世離れってか!)。 以下、下品な内容にご注意下さい。 なぜか、TSUTAYAに1000円で売られていたのだ。 後日、学校の図書館で同じ物を見つけ(まさかあるわけないだろうと思っていた)驚愕した。 大変…

大切なことはだいたい雨宮まみが教えてくれた。気がする。

読みました。 だって、女子だもん!!: 雨宮まみ対談集 作者: 雨宮まみ,湯山玲子,能町みね子,小島慶子,峰なゆか,おかざき真里 出版社/メーカー: ポット出版 発売日: 2012/11/05 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 100回 この商品を含むブログ (6件) を見る…

「私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな」を読んで考えたこと。

私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな (一般書) 作者: ジェーン・スー 出版社/メーカー: ポプラ社 発売日: 2013/10/11 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (13件) を見る 読みました!これは…今年感銘を受けた本ベ…

女子をこじらせて 感想1

女子をこじらせて 作者: 雨宮まみ 出版社/メーカー: ポット出版 発売日: 2011/12/05 メディア: 単行本 購入: 30人 クリック: 686回 この商品を含むブログ (31件) を見る 雨宮まみの「女子をこじらせて」を読みすすめています。 本当は少年アヤちゃんの「尼の…