ギターを弾いても涙がでることはなくなって

なんと!もう三月ではないか。はやいはやい。

 

最近はだらだら過ごしていて、一歩も外に出ずに暮らしている。外の光を浴びるのはゴミだしと洗濯の時くらいだ。

でも全然虚しいとは思わない。私にはこの時間が必要なのだと思う。

いつも、忙しかったあとや人に会ったあとは何日かひきこもりたくなる。だから、いつものことなのだ。

 

でも規則正しい生活をしなければとは思う。買い物でも何でもいいから出かけて、夕方に帰って来て、家のことをやって…そうやって暮らせたら自分のことを少しは認められるだろう。

 

破天荒に生きたい。何でもできるような気がする。あれ?ハイなのか?ただ前向きになっているだけだと信じたいが。

 

かわいらしい春の洋服が欲しいな。ワンピースとか、明るい色のバッグとか、新しい化粧品とか買って、美しい女になりたいな。そして横浜にデートとか行っちゃって、中華とか食べちゃって、私は普通の女として生きるんだ。最高。嬉しい楽しい大好き。

 

ギターを弾いていても涙が出ることはなくなって、ずいぶん安定しているんだなと思う。でも、不安はすぐにぶり返す。たぶんもうすぐ、周期はそこまで来ている。一生このサイクルから逃れられないんだとしたら、一生この中で生きていくしかないんだろうな。仕方ないよねえ。

 

彼への思いを通じて、あの人のことを考えている。あの人のことはいつになったら思い出さなくなるんだろう。会っていない期間が長すぎて死者と同じになっているのかもしれない。私の中で美化されすぎてすっかり無敵になったあの人は現実の彼や恋人すら打ち砕いてしまって、私の中できれいにきれいに生き続けるのかもしれない。美しいよねえ。

自分日記2月

結局グロスを買った。

髪の毛を洗うのを尊敬している人に手伝ってもらったこと、一生忘れない。旅行楽しかった。社会科見学のようだった。歳の離れた人たちとたくさん話す。大人たちは話が尽きない。

お土産を持っておばあちゃんのところに行かなければ。3月には東京行きも控えている。今回はどの美術館に行こうか。素敵な展覧会があっていればいいが。

 

「本物」という言葉について考えている。宝石やブランドには本物とか偽物があるかもしれないけど、それを人に使うのはどうだろう。「信じる者」くらいにしてほしいな。なんでも二つにわけるのはよろしくない。

 

書く人は書くことを人にすすめる。書くことは時に麻薬だ。自分の得意分野や思ったことばかり垂れ流すのは気持ちのいいことだ。書けないことに挑戦しなければいけない。

日記にとどまらないものを書きたい。考える時間を。

勝手にコンプレックス

今日は母のおつかいで化粧品売り場に行った。新作のグロスを勧められ、いいなあと思ったが買わず。買っても使うかどうかよくわからないからだ。高かったマニキュアも塗ってないし。

「ナチュラルなメイクをされてるので、グロスをしたら華やかさがアップすると思いますよ」

「インスタグラムしてますか?」

とアドバイスと質問をされる。恐ろしいのは、これらはすべて事実を言っている、もしくは質問をしているのに、私は勝手にコンプレックスを刺激されているということだ。

お前インスタとかやってなさそう、顔地味なのにメイク薄いな、と言われているような気になってくる。恐ろしい。

化粧品売り場は、買ったあと少し強くなれる気がするけど、何も買わないと自分が本当に愚かに思えてくるし、すっぴんや適当な洋服では店に入れない苦しい場所でもある。化粧品売り場に行くと自意識が肥大して、目がぐるぐるまわる。店員さんの真っ黒なまつげや、濃い口紅を見つめていると自分がレベルの低い人間に思えてくる。いや、レベルというか、武装していないような、何も武器を持っていないし、防具も無いような気分だ。

明日、もし力が残っていたらグロスを買おう。おしゃれは遠い。

女の人が怖いのか?

 明日は、というか今日は女の子たちと遊ぶ。女の子だけで遊ぶのって久しぶりだし、実はとても苦手だ。女の子と二人きりは結構好きだ。男の人複数人と遊ぶのも平気だ。でも、自分は女の子複数人と遊ぶのだって平気なんだぞという変な見栄みたいなものから遊びをセッティングした。ごめんね。こんな理由で遊ぶなんて相手だって嫌だよね。ごめんね。

男女複数人もあんまり得意じゃない。どっかバグってるんじゃないか。よく頭のネジが二三本たりないとか言うけれど、私の場合は本数が多い気がする。ロボトミーみたいに余計なところに太いネジが刺さってんじゃないだろうか。だからいろいろ感じすぎちゃうんじゃないだろうか。

女の人を喜ばせたいという気持ちがそもそも強すぎるんだ。だから女の人といると息苦しい時がある。彼氏がいるとかいないとか、結婚してるとかしてないとか、そういうことが関係性に影響してくる。

男の人はそんなの関係ないから楽だ。相手に彼女がいようがいまいがマウンティングとかしあう必要はない。だって異性なんだもの。争うことはなにもない。争わないでいきたい。私は本当にあなたなんかより下なんだからどうか私があなたが持っていないものを持っていても気にしないで下さいお願いしますって願っている。だって私なんて本当に取るに足らない人間じゃないですか勘弁して下さいって思っている。勝手に敵視するのはやめてくれ。私は争いとかしたくないし、一人一人得意なことが違うのは当たり前。あなたは料理が上手くて、私はスキップが上手いとかそんなんでいいじゃないですか。怒らないで。

不遜?本当に不遜なのは私かもしれない。勝手に自分の価値を下げて、そのくせプライドは高くて、自分は報われないみたいにかわいそがってないか?自問自答を続けていても幸せになれるわけではない。

ともかく今日は楽しい日。女の子と遊べるなんていいじゃないか。思いきり楽しんでこいよ。ともう一人の私は言う。

大丈夫、つらかったらまた、何日かひきこもればいいさ。そして泣けばいいさ。大丈夫。お前のことを揺るがすものはあっても、殺しに来る奴はいない。

クラナドは人生、だったはずなんだけど

 今日は自分の頭の中を整理できた良い日だった。

偶然の再会。二人がここにいる不思議は、生涯に一度の夜を生みださない。

「君だけに教えてあげるから困ってね」って言ってみたいね、あの人に。

ああ、幸せってなんだろうか。生き急いでる。人はいつ死ぬかわからない。だからいま会わなきゃ。いま話さなきゃ。焦ってる。急いでるのよわたし。だれかに止めてほしいし、ついてきてほしい気もするの。でも、本当は手をひいてほしいのかな。わからない。

ポエムみたいなことを書くくらいには余裕があるけど、目元のけいれんは止まらないまま、人生はいつだって準備不足で走りまわる。