まだ出会っていない誰か
物語と戦う私たちはいつも主人公
にはなれないまま走っている。汚
れた血を抱えてまだ出会っていな
い誰かをさがしているけど、どこ
にいるのか、本当にいるのかもわ
からない。ほとばしる汗も瞳の輝
きも全部嘘で、吹く風だけが本物
なんだ。君をさがしている。大声
で呼んでいる。返事も聞こえない
のに、また走っている。大切にで
きるかもしれない、まだ出会って
いない誰かをさがすため。
息が苦しい
同年代に比べて、劣っているなと感じる。
顔とか体とか成績とか家柄とかいろいろあるけれど、私は他人とのコミュニケーションが、下手というか、過剰というか、うまく調節できないから。
みんな、毎日あんまり悲しくないのかな、と思う。
死にたいってひんぱんに思わないのかな、それってとってもうらましいなと感じる。
もちろん外では誰にも言わないけれど。
わからない、みんな死にたいのかもしれない。絶望を抱えながら生きているのかもしれない。傷ついた心をひきずりながら、会社や学校に行っているのかもしれない。毎日電車に乗ろうとしても乗れなくて、寝ようと思っても寝られないのかもしれない。
自分だけがかわいそうだと思うな、特別だと思うな。「自分に同情するのは下劣な人間のやることだ」。
大丈夫。私はまだやれる。何とか頑張れる。診察の日まであと10日。
ご飯を食べて薬を飲んでいれば大丈夫。たまにはぱーっとお金を使えば良い。大丈夫。上手く歩かなくても、こけてもいいよ。まだこうして文章を書けてるんだから。心配なんて何もないんだよ。
自分が泣く意味がわからなくて、抱きしめられたい。
抱きしめられたい。
最近道を歩いているとふとそう思うことが多くなった。
歌詞のわからない陰鬱な音楽を聴いている。心地よい。
抱きしめられたい。
台風が近づいて、まるで重力が狂ってしまったかのように体が重い。
抱きしめられたい。
あなたのそこにある体は私との隔たり。その隔たりによって、何よりも自分を感じたい。
寂しくてたまらないのだ。
悲しくて涙が出るのだ。
でも、なにひとつ理由がわからない。理由がわかれば、誰かに向かって、自分に向かって、怒鳴ったり話したりすることもできるだろう。
でも私には悲しむ理由がない。
理由がないのに、どうしてこんな気持ちになるんだろう。
抱きしめられたい。これに理由はいらない。
ただ、誰でもってわけじゃない、きっと。
化粧について2016
o-kamininaritai.hatenablog.com
o-kamininaritai.hatenablog.com
以前、化粧に対する記事を二つ書きました。
最近の私は、なんと!化粧を覚えつつあります。
別に就活のためというわけでもなく、化粧しろ妖怪に脅されたわけでもなく、きっかけが何だったのかは覚えていません。
百貨店でとりあえず下地とファンデーションと口紅だけ買って、後はインターネットで調べたり、アマゾンで買ったり。
ビューラ―、ホットビューラ―、マスカラ、眉マスカラ、涙袋ライナー、アイライナー、アイシャドウ、チークなど、とにかく無限に買うものがあって、別にやらなくてもいいものもあるし、でもやったほうがより綺麗なものもあって、化粧というのはとても複雑な世界だということを知りました。購入しても自分に合わないものだと、何千円という単位で損をする世界です。
もちろん、だからこそ自分に合うものが見つかると楽しいし、こうやるとより綺麗に見えるな!と発見した時も楽しいし、化粧がうまくできると嬉しいです。
毎日、思考錯誤しながらやっています。
相変わらず大人になることはこわいし、周囲に望まれる形で大人になるのはとても嫌です。だから、自分のペースでやっていこうと思います。
踏ん切りがつかなくて、大学にはまだノーメイクでいっています。女学生はほとんどメイクをしてきているのに。私にとっては、メイクをしたり着飾ったりしている自分を見せることが、とても恥ずかしいというか、勇気のいることなのだと思います。
また何か進展があれば書こうと思います。
いつか、自分を美しいと思えますように。自分を愛せますように。