花澤香菜さん使い過ぎ問題~言の葉の庭に響く彼女の声に寄せて…~

大江千里のスーパー名曲「Rain」が使われていることでも有名な映画「言の葉の庭」の感想を読んでいたら忘れかけていた怒りがふつふつと湧き上がってきまして…それは「声優に花澤香菜さんを使いすぎではないか」ということです。

花澤さんのとろけるような、もう声だけで何かが成立するようなひとつの世界が建国されてしまうような声はとても魅力的です。唯一無二でございます。私も「化物語」の千石撫子に出会った時、衝撃を受けた一人です。「え、こんな声ある?」って。これ、撫子がしゃべってるじゃんって思いました。アニメの中のキャラがそのまんましゃべってるような声なんですよ。何を言っているのかわからない人は聞いてください。


恋愛サーキュレーション full

 

はい、わかっていただけましたね。じゃあ進めますよ。

花澤さんの声が素晴らしい声だというのはわかっていただけたと思います。それはもう前提なんです。

じゃあ「言の葉の庭」はどうだったかというとね…私はあんまり好きじゃなかったんですよ…。ユキノさんという年上の女性に翻弄される主人公の、恋と孤悲と乞いの物語であるところのこのアニメ。花澤さんの声は、私には甘過ぎた。「秒速5センチメートル」でその名を不動のものとした新海誠監督の抜擢なのか、音響監督さんのチョイスなのか知りませんが、あのアニメに花澤さんは違いませんかね!!だってさ、ユキノさんはいきなり和歌を口にして去っていくちょっとミステリアスな女性で、少し病んでるんだよ?新宿御苑で朝からお酒飲んでるんだよ?元彼に電話したら彼は蛍族やってるし、新宿御苑という実在する場所をベースにした人間同士のドロドロも入ってくる、描写が細かいリアル寄りのアニメで、どうして花澤さんなのかっていうことだよ。彼女は良い仕事する人じゃないですか。「変ゼミ」で松隆やってるの聞いた時はあの女の子がこんなにうまくなって、めっちゃアニメに溶け込んでるじゃん!いいねーー!!!ってすごく感動したもん。なのにさ、なぜリアリティを重視したアニメで、アニメから抜け出してきたような声を主役に持ってきてしまうのかなあ…それって、本当に花澤さんの良さを活かせてるのかな?

ユキノさんは初登場時こそミステリアスだけど、かなり人間臭いし、最後のほうはもう年下男子に甘えまくってるじゃん。その幼さに花澤香菜合うんじゃないかな、というのは軽率だと思うの。だって、表面的には年上の、読めないお姉さんなわけでしょ?そこをさ、ぐっとこらえて最後の場面が活きてくるのに、最初から甘めの声は違うじゃん!ユキノさんと花澤さんの両方の良さをどこかにやってしまってると思うわけです。

本人に罪はないんですよ、もちろん。ただ、一発当たったからって、キャラクターに合ってない声優を選ぶというのが嫌なんですよ。勿体ないじゃん、お互いにとって。俺妹の黒猫とかね。

あと、本人はいろいろ叩かれてますが、ガルパンのアリサのCV平野綾にはめっちゃびっくりしたよ。彼女はやっぱり声優としてすごい。

あとね、声優がユニット組んで歌ってるの聞いて歌手より上手いみたいなこというオタクの方がいらっしゃいますが、歌手のほうが上手いからね。ちゃんと歌手の歌も聞いて判断してください。もっと歌も声もしっかり聞いて、自分で評価してほしいの。誰誰だからとかじゃなくて、その作品の中でどう輝いてるかだよ。だから私生活を取り沙汰するのも辞めましょう。みんな声で勝負してるんだから。声優さんが本当に声だけで勝負できる世の中になったら良いのにね。

でも、言の葉の庭は最高のアニメだからみんな見ましょう。秦基博の声は最高。おわり。

 

 

 

 

 

 

 

 

こころにふたをしないで

若者は結婚願望がないみたいなNHKの記事見たんですけどあれ本当か!!!?!?!?!?!調査の仕方合ってる!!!!?!??!?!すっぱいぶどう理論とかじゃなくてみんな本当に結婚したくないとか恋人いらないって思ってんの!!!!?!?!?

少なくとも私の周りにはそんな人あんまりいないよ。みんな相手がいないだけで、好きな人や素敵だなって思える人がいたら付き合うと思う。巡り合わせだよタイミングだよ!!!!

だってさ、将来独りで生きてくの?いや、全然悪くないのよそれは。だけどね、強がってる人がもしいるとしたらもうちょっと自分のことを見つめてみたらどうかなって話。自分のためだけに生きるのってきっときついよ。誰かがいなくちゃ。散々エヴァンゲリオンで学んだじゃん!!お金のこととか、家庭環境のこととか、自分ではどうにもし難いことがあるなら、それを抱えて生きていくしかない。でも、それと恋人と結婚の話は別でしょ!!!本当は誰かに愛されたいでしょ、抱きしめられたいでしょ。本当に自分はそういうの必要ないっていうならいいんだよ。でもね、自分の気持ちにフタをしてほしくないの。

あなたは生まれて生きてきて、大人になって、自分のいまの暮らしで精一杯で、大変なんだと思うよ実際。でも、だからって人に憧れることをやめないで。好きなもの、憧れ、があるから人間は生きていけるんだと思う。好きになってもいいの、憧れてもいいの!人間は平等ではないけど、等しく平等になる権利があるし、なんならそれは義務です!!めちゃくちゃきついよね、君。苦しいよね。人とつながれないのはつらいよね。私ちゃんと見てるよ。君のこと見てるよ。だから書いてる。君はこれを読んでる。だから、私も誰かに見てもらってるんだなーって安心するの。

ひとりで頑張るのは大変だけどさ、心にフタをしないでね。お願い。

悲しくて涙を流しても、涙を流すことは悲しいことじゃないんだよ。

 

現実味がない生活

体調良くて久しぶりに飲み会に参加してカラオケも行って、夏休みに向けてあと少し頑張るぞ!なんて思ってたらもうね、学校に行けなくなっちゃったんですよ。教室に入れないんです。なんで?自分でもわからない。何もかも終わってしまう気がする。前までは心の調子が悪いと「みんな滅びてくれ~~~」って思ってたのが、いまはもう滅びとかどうでもいいんです。とにかく普通になりたい。普通に戻りたい。私だって前はちゃんとできてたんだ。絶対、いまのほうがおかしいんだ。いろいろ考えてしまって苦しい。

今日久しぶりに「決められなく」なった。決められないのだ。ご飯を食べることも、どこかに行くということも。本当はご飯が食べたい気がするんだけど、私にその資格はあるのかとか好きなもの食べるなんて贅沢じゃないかとか、オレンジシュースで空腹ごまかせばいいじゃんって思ってしまう。

あと、いつも妙に現実感がない。どこかに自分の実体を置いてきたみたいに、いま自分がやっていることに対して現実味が薄いんだ。電車に乗っても、歩いても、心はどこかに置き去りにされていて、さっき自分がどこにカーディガンをしまったのかわからなくなってしまう。全ての処理がゆっくりで、私は置いて行かれる。

調子いいからって調子に乗ってちゃ、過信しちゃだめだったんだ。

「さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ」を読んで感じた抱きしめられたいという気持ち

セックスのことについて書きますので、苦手な人は読まないように。あと「さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ」の感想があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近セックスしたいなーと思う頻度が増えた。欲もかなりある。生理前とかではなく、そこに据え膳があったからだと思う。結局ホテルに入る前にやめてしまったのだが、今考えると後悔はしていない(20%くらいしか)。一時の快楽に身を任せてみたかったが、好きでもない男と寝るのはごめんだ。私は、殺したいくらい、そいつが死んだら地獄まで追いかけていきたい男としかしたくない、と今回のことがあって思った。絶対男に利用なんかされない。

なんでこんなにセックスしたいんだろうと思っていた。若い女だし、そういう時もあるかなくらいに考えていた。そんな時、以前から話題になっている「さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ」を読んだ。

 

さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ

さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ

 

 

精神疾患とか、家族との関係とか読んでいてつらい部分はあったが、可愛らしい絵に助けられながら読了!!絵がね、本当に上手(わかりやすい)で可愛いんです。

で、その中に「母親にやたらべたべたする」「お母さんに抱っこされたい」という記述があった。私はこれに深くうなずいた。実の母親にそういうことをしてほしいわけではない。私は、母親という概念に抱かれてみたいとずっと前から思っていた。それは中学生の時に初めてエヴァンゲリオン碇ユイさんを見た時に感じた気持ちであった。当時ははっきりとはわからなかったが、大学生になった頃から彼女に抱きしめてほしいと思っていた。ユイさんがアニメの中で「もういいの?そう、良かったわね」とシンジくんに言うシーンがある。私の求めているものはコレだ、そう思った。私は理想の母親に抱きしめられ、甘やかされたいのだ。

さて、永田カビさんの「抱きしめられたい」という欲求は続く。そこでレズ風俗を利用することになる。この後は各々読んでいただきたい。彼女はピクシブ「一人交換日記」にて、一人暮らしにも挑戦されているので、ぜひ。私は彼女をとても応援している。

 

漫画を読み終えて私は「抱きしめてほしかったのかな」と思った。想像してみると、なるほど、抱かれるより抱きしめられるほうが違和感がない。白くて清潔なシーツがひかれたベッドの上で、お互い裸になって抱き合いたい。相手の吐息と鼓動だけが確かで、言葉なんてものは放り出してしまいたい。私は誰かを抱きしめたい。抱きしめ返してほしい。そして、それは愛しあっている者同士で。性欲があったっていい。その後セックスしたっていいけど、心を抱いて欲しい。お互いが溶け合ってひとつになって心を抱いているような錯覚に陥りたい。

でもひとりにはなれないから、ふたりでいることは尊いのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シアワセ

言ってしまえばすべてが終わりなんて純粋な関係

の証拠に過ぎない。お茶飲みに行こうってくらい

ある人からすれば平気な言葉なんだよ。その言葉

を受け取っても少しも心が揺れないならば、君を

お断りすべきなんだと思う。以前のようにはもう

本気になれないんだ(月を重ね過ぎてしまったか

らね)。今度は一晩過ごそうねっていうのは、ま

た飲みに行きましょうって社交辞令くらい嘘。体

も心もバラバラなまま生きていけるシアワセをあ

りがとう。