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おおきくなりたくありません

すきなものはたくさんあります。苦手なものはこころのほつれ。

秋だけが近づいてくる。

死は近づいてきてはくれない。

私が近づいて行くだけ。

詩はおりてきてはくれない。

ただ大地から湧き上がってくるもの。

私が感じられないだけ。

 

人生がつらくて泣いている。

何がつらいのか自分でもわからない。

ただ、泣けるうちはまだ大丈夫かもしれないと思う。

静寂だけになった時、私は死んでいる。

20歳もとうに過ぎて、いまだに死ぬだのと言っている。

一生、死ぬまでこうなのだろうか。

生かされているのに、死ぬことばかりに目が向くのは、死んだことがないから。

死んだことがあれば、きっと生きたいと思ったはずなのに。

小さく死ぬ方法もわからない。

 

秋がくるのに、私は。

秋がくるから、私はこんなになっちゃうんだ。

八月のセレナーデが終わる日

八月ももう終わっちゃうね。

夏の思い出は出来た?人生

であと何回夏が来るのか知

りたいけど、わからないか

ら、知りたいの。夏の花が

好きな人は夏に死ぬと太宰

が書いていたけれど私は夏

の花を知らない。夏の思い

出はいつもUFOと、Tシャ

ツに沁みた汗のにおいと足

の爪がきらきらしているこ

とだけ。セレナーデを歌う

女性は、月を見ている。

 

たいない

あなたに出会うために生まれてきたんじゃないかと本気で思い始めている。私のこと、あなたの全部で好きって言っててね。いつでも心の隅に置いてね。私をそこに住まわせてね。あなたの部屋はきっとあたたかくて優しいところ。私はかつてそこにいたような気がする。ぬるいお風呂の中みたいに、なかなか出たくない場所。無理やり出さないで、ずっと守って。バスタブの汚れが気になるような男とはもう二度と話もしないからずっと一緒にいましょうね。

「シン・ゴジラ」二回目 君たちは、いずれゴジラと戦わなければいけない。 ネタばれ注意

映画

シン・ゴジラ」二回目行ってきました。日曜日ということもあって満席でした。70歳くらいの女性が4人くらいいらっしゃって、一体何経由でこの映画を見るのだろうと思いました。ゴジラは女性にも人気があるのかな?

さて、二回目の感想ですが、正直、私にはよくわからなくなってきました。ネットの感想や考察を見ていると、は~なるほどね~と思うものもあったり、考察なんかどうでもいいよ!無人在来線爆弾があればそれでいい!!!!!とも思ったり…。私は本当にゴジラを面白いと思っているのか?ネットの感想を見て、楽しんでいる振りをしているだけではないか?私はゴジラの何を面白いと思っているのだろう…。

エヴァンゲリオンを見ている時は、それぞれのキャラクターと自分の心情を重ねて、泣くこともあったのですが、今回は完全に第三者として映画を見ています。そこに私は介在していません。共感や共有を作品に求めることが多い私としては、大変珍しいことです。

これは共感の物語ではありません。みんなが良いと感じる部分もそれぞれに違います。ただ、ゴジラという共同幻想だけが確かです。ゴジラを知らない蘭堂たちと、ゴジラを知っている私たち。けれど、実際にゴジラが私たちの目の前に現れることはありません。なぜならゴジラは虚構だから。

蘭堂たちはゴジラと戦った。では私たちは虚構と戦うべきなのか。

最近はずっとゴジラのことを考えて眠れない日々が続いています。まるでとりつかれたかのようです。

ただひとつ確かなのは、中学生の頃の私がエヴァから離れられなくなってしまったように(そしてい今も離れられないように)、ゴジラの呪縛から逃れられなくなってしまう子どもたちがきっといることでしょう。それは悪いことではない。作品が誰かの人生を変えるということがこの世にはあり得るのです。

バチカン条約!各国のエヴァ保有台数!ミサトさんと加持さんの大人な雰囲気!政治や大人の恋愛が絡んでくるエヴァは、背伸びしたい年頃に見たらたまらないアニメです(実際そうでした)。きっと、シン・ゴジラの官僚や自衛隊のやり取りも、たくさんの子どもたちを魅了すると思います。そう考えると、これは大人向けの映画かと思っていましたが、あの頃子どもだった私たち、そしていずれ大人になる子どもたちへ向けられた映画なのかもしれません。だから作中では子どもが出てこない。なぜなら、君たちはにとってこれは虚構ではないから。何かを選んで何かを選ばないときが、いずれくるから。

それが、ゴジラと共存するということ。

 

 

 

気付いたこととか

・冒頭で出てくる船の中の机の上に、宮澤賢治の「春と修羅」が置かれている(青空文庫で読むことができます)。

・トンネル?の中でパニックになっている前田敦子。セリフは「なになになに!?」だけです。

・戦車の操縦主をつとめる斉藤工

・「飛鳥交通」と書かれた看板。

庵野秀明監督の出身地の宇部ネタあり。(避難場所に指定されている小学校が庵野秀明の出身校)←知人に聞いたのですが、私は発見できず。エンドロールに宇部興産の文字あり。

・警視総監?の部屋の書、二枚。何と書いてあるかはわからず。一枚は四字熟語、もう一枚は文章が書かれている。二枚とも文章でした。四字熟語が飾ってあるのは蘭堂の部屋です。おそらく「不撓不屈」と書かれている。

・首相代理のラーメンがおそらくニンニクラーメンチャーシュー抜き(エヴァ綾波レイが頼んだメニューと同じ)

・職員の携帯の待ち受けが奥さんと子どもの写真。霞が関チームの家族が描かれる数少ないシーン。

都知事は不在 農林水産大臣(後の首相臨時代理)不在

・公開日である7月29日と書かれたタオルを使っている

ヤシマ作戦・ヤシオリ作戦。ヤマタノオロチ由来。庵野秀明は若い頃に「八岐之大蛇の逆襲」という自主制作特撮映画に関わっている。

ゴジラ 凝固剤注入時、歯医者さんに口の中をいじられてるみたい

ゴジラ 母親っぽい

・映画の中で人間を超える力は存在しない。巫女も博士も超能力者もいない。ゴジラだけがGODである。

・人が死ぬ。人がちゃんと死ぬのはえらい。

・子どもが出てこない。姿は映るが、しゃべることはない。

ゴジラの動きは野村萬斎

・電器店で流れている映像が、庵野秀明の配偶者である安野モヨコの「オチビサン」のアニメーション(エヴァの新劇場版にも登場していました。シンジが綾波に作ったお弁当の箸箱に、オチビサンの絵が描いてあります)。

N700系の新幹線が登場。エヴァはいま新幹線とコラボしているのでてっきりそれ関連かと思いましたが、エヴァがコラボしているのは500系でした。

エヴァをイメージさせるセリフあり。「シナリオ通りというわけですか」、「まさに神の化身ね」など。

 

2016年を生きる日本人が見るべき映画「シン・ゴジラ」一回目 気づいたことメモ ネタばれあり

映画

特撮と聞けば、なんだか男の世界というか、私には縁がないんじゃないか、俺には楽しめないんじゃないかと一歩引いてしまう方も多いのではないだろうか。私も特撮に関する知識は全く無く、唯一見たことがあるのは庵野秀明が学生時代に撮ったウルトラマンの自主制作映画で(庵野秀明自身が大きくなり、ウルトラマンを演じている)、申し訳ないが全く面白いと思えなかった。ゴジラもおなじみのあの音楽くらいしか知らない。だから、「シン・ゴジラ」を見る前は、特撮もゴジラも知らない私が本当にこの映画を楽しめるか不安だった。

だが心配は御無用。結論から言うと全く退屈しなかった。時折はさまれるエヴァの音楽に興奮しつつ、二時間はあっというまに過ぎた。

まず、しょっぱなから独特のカメラワーク全開の庵野節炸裂!!!後半に出てくる線路が映るシーンなどまさに庵野秀明!どことなく彼の実写映画「式日」をほうふつとさせる。

俳優陣も大変豪華だ。前田敦子が出てきて「あ、前田敦子だ」と思っている間に彼女の出番は終わり、その後出てくることは無かったり、斉藤工を少しだけ操縦主として出したり。実力の伴わないもの、雰囲気を壊しかねないものはワンシーンしか出さない徹底ぶり。

ゴジラがようやく登場したか!?と思えば、会議会議会議の連続で、ゴジラの立ち入る隙は無し!まさに事件は現場じゃなくて会議室で起きていた!!会議はずーーーーっと続き、しかしそれも軽快なテンポと、独特なキャラクターたちのおかげでずっと見ていられる。

そして満を持してゴジラ登場と思いきやこのゴジラ、めちゃくちゃ気持ち悪いのだ。私が知ってるなんとなく動きがぎこちなくて、目がクリっとしてるあのゴジラじゃないのだ。歯並びは悪いし、色も気持ち悪いし、しっぽまで気持ち悪いという、攻撃されていても全然かわいそうだと思えない憎しみの対象…それがシンゴジラなのだ。このゴジラという存在をどのように見るかは人それぞれだと思う。放射能、福島の津波、原爆、犠牲者…いろいろな見方があるだろう。私はあえてそれを決めない。ゴジラはその全てであるし、虚構でもあると思うから。

何だかよくわからない、倒すことの難しい存在に出会ったとき私たちはどうするか。沈黙するか、ただひたすら攻撃するか、交渉の余地をさがすか。今回彼らが選んだのは攻撃だったが、しかし、ゴジラは死んではくれない。

エヴァンゲリオンに使徒という存在がある。彼らはよくわからない、どこからやってくるのかもわからない謎の生き物だ。だが攻撃してくるからには、攻撃するしかない。自分が死んでしまうから。使徒は、倒すと血のようになり、その姿を消す。それがエヴァ庵野秀明が描いた使徒だった。

だがゴジラは消えてはくれない。凝固剤で固まって、東京にいる。もしかしたらいつか目覚めるのかもしれない。それすら私たちにはわからない。ただ、そこにいる以上共存するしかないのだ。嫌だとか無理だとか、そんな言葉は何にもならない。そこに存在しているから。それはあなたにとって虚構か?それとも、災害といういつ襲ってくるかわからない恐怖の対象か?

小難しいことを書いたが、ゴジラが虚構かどうかという話だけでなく、見ていて楽しめる場面もたくさんあります!特に新幹線大爆破よろしく無人在来線爆弾!!!!!今までゴジラに壊されてばかりだったビルティングがあんな風にゴジラに復讐するなんて!!とにかく何でもいいから映画館に急げ!!2016年を生きる日本人がいま全員見るべき映画!

明日は二回目。また追記します。

 

あと気付いたこといくつか

・船の中の机の上に宮澤賢治の「春と修羅」が置かれている(青空文庫で読むことができます)。

・トンネル?の中でパニックになっている前田敦子

・戦車の操縦主をつとめる斉藤工

・飛鳥と書かれた看板

庵野秀明監督の出身地の宇部ネタあり(避難場所に指定されている小学校)

・警視総監?の部屋の書、二枚。一枚は四字熟語、もう一枚は文章が書かれている。何と書いてあるかはわからず。

・首相代理のラーメンがおそらくニンニクラーメンチャーシュー抜き

・職員の携帯の待ち受けが奥さんと子どもの写真。霞が関チームの家族が描かれる数少ないシーン。

・都知事は不在

・公開日である7月29日と書かれたタオルを使っている

ヤシマ作戦 ヤシオリ作戦

ゴジラ 凝固剤注入時、歯医者さんに口の中をいじられてるみたい

ゴジラ 母親っぽい

・映画の中で人間を超える力は存在しない。巫女も博士も超能力者もいない。ゴジラだけがGODである。

・人が死ぬ。人がちゃんと死ぬのはえらい。

 

 

 こちらで小ネタの訂正しています。

o-kamininaritai.hatenablog.com